ゴミ屋敷になるとゴキブリやハエ・ダニなど、いろいろな害虫が発生します。特にゴキブリは暗く、じめっとした狭い場所を好みます。そのためゴミ屋敷は恰好の住処となるのです。
ただでさえ不衛生なゴミ屋敷の中で、ゴキブリが繁殖するとその数は一気に増加します。よく家の中でゴキブリを1匹見たら、100匹は隠れていると聞きますが、実際はそんなものではありません。そのゴキブリを、ゴミ屋敷という異常ともいえる環境の中でどのように退治すればいいでしょうか?
ゴキブリの発生する理由や繁殖力、弊害を確認しながら、退治方法を考えてみましょう。
目次
家は密閉空間だと思っていても、ゴキブリはドアや網戸の隙間、換気扇やエアコンなどから簡単に侵入してきます。
ゴキブリは非常に嗅覚がすぐれており、食べ物の臭いをかぎ分けて侵入します。
ゴキブリが生きるために必要な水分・餌となるものが多くあれば、当然それだけ臭いもきつくなり、多くのゴキブリが外から侵入してくるでしょう。
ゴキブリは雑食ゴキブリは雑食なのでなんでも食べるので、食べ物の残りや、ぬめりのある排水溝などはゴキブリを寄せ付けます。
少しの油汚れもゴキブリにとっては立派な食料です。
またメスのゴキブリは一生の間に数百個の卵を産みます。
そのすべてが孵化するとは限りませんが、かなりの繁殖能力がありそうですね。
ただでさえゴミ屋敷には、さまざまな弊害があります。
これらの弊害により、人体にも健康面や衛生面に影響が出ることは容易に想像できます。
そんな中でゴキブリが大量発生することで、よりいっそう大きい影響を受ける可能性があります。
さらにゴキブリの大繁殖は近隣の家にも被害が及ぶ可能性もあり、早急に駆除を考えなければなりません。
ゴキブリは少しの隙間でも通り抜けるため、さまざまな雑菌をもっています。そのためサルモネラ菌などによる食中毒になってしまう場合もあるので注意しましょう。
またゴキブリの糞を吸い込むことで、ぜんそくやアレルギーが発症する可能性もあります。
ゴキブリが大量発生することで、その確率はぐっと上昇します。体調がおかしくなる前に、早急に対策を考えることが必要です。
ゴミ屋敷のゴキブリは一匹ずつ叩いていてもきりがありません。その上つぶすことで菌を周りにまき散らすこともあります。
また叩いても簡単には死なないのがゴキブリ。一度叩いても手の届かないところまで、そのまま逃げてしまうこともあります。
そのうち死ぬだろうと放っておくのは、逃げた先で卵を産みつける可能性もあるので厳禁です。
それではどのように駆除していけばいいでしょうか?
ゴキブリの駆除方法について紹介します。
目の前のゴキブリには殺虫スプレーが有効です。
ゴキブリの速さは一説によると新幹線並みの速さだとか。しかも初速からトップスピードで逃げていくのですから、なかなか仕留められないのは仕方のないことです。
一匹でも多く仕留めるためには、ゴキブリを背後から追うのではなく逃げていく先にスプレーを噴射しましょう。
ゴキブリは新聞紙などにくるんで、袋で密閉して捨てましょう。
燻煙剤はゴミ屋敷の状況で使う時期を考えます。
あまりにもひどいゴミ屋敷の場合はある程度片づけてから、それほどひどくないゴミ屋敷であれば、先に燻煙剤をしてから片付けをすることがおすすめです。
燻煙剤を使用する前に、ゴキブリの逃げ道となりそうな場所をすべて塞いでおきます。
火災報知機やガス漏れ警報器なども誤って感知しないように、塞いでおきましょう。
引き出し・扉・タンスなどはすべて開けておきます。
そこまで出来たら、使用方法通りに燻煙剤を使用しましょう。
数時間後部屋に戻り次第、ゴキブリを回収します。
実はゴキブリの卵にはスプレーや燻煙剤は効きません。
もしもゴキブリの卵を見つけた場合は、雑菌がつかないようにビニールやゴム手袋をしっかりつけて、その場でつぶして袋に入れて捨てます。
また万が一孵化してもすぐに駆除できるよう、毒エサ剤をいたるところに置いておきましょう。
ゴミ屋敷の掃除やゴキブリの駆除は、大変な労力を伴います。
自分たちでは無理だと感じたら、専門の業者に依頼するのも一つの方法です。
ゴミ屋敷の清掃業者であれば、ゴキブリに関しても専門的な知識を持っており、しっかり駆除してもらえます。
ゴミ屋敷はゴキブリにとって、隠れ場所も食料もたっぷりある最高の環境です。
しかしそこに住む人間にとってゴキブリの繁殖は不衛生・不健康と、いいことは一切ありません。
ゴミ屋敷を片付けながら、周りにも迷惑がかからないよう駆除しましょう。
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