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お役立ちコラム

2021/09/21
生前整理とは?整理の必要性と得られるメリットを解説!

最近では、いざというときの備えとして生前整理を行う方が増えています。
生前整理は万が一のときにあとに残された方達のために行われるものですが、行う本人にもメリットのある作業です。
生前整理がどういうものなのか・行うことで得られるメリット・気軽にできる生前整理の方法をご紹介します。

生前整理とは

生前整理とは、生きている内に死後残される方達のことを考えて行う身辺や財産の整理を指す言葉です。
終活のひとつであり、最近は中高年だけでなく20代・30代の人でも取り組んでいる人が増えています。

生前整理の必要性

あまりいい話ではありませんが、人はさまざまな理由で亡くなります。
事故や災害のように、ある日突然死んでしまうような事態に巻き込まれることも珍しくありません。
生前整理はこうした事態が起きても、後に残された人が落ち着いて対応できるようにするための備えとして役立ちます。

また、万が一の事態に遭遇しなくても、生前整理を行うことで財産や生き方の見直しを行えます。
若い方達にも生前整理が必要であるという考え方が広まっているのは、このためです。

生前整理のメリット

生前整理にはさまざまなメリットがあります。

生前整理のメリット
  • いざというときでも落ち着いて対応できる
  • 持ち物や財産の見直しができる
  • 持ち物や財産の無駄を減らせる
  • 引っ越しや貯蓄に役立つ

生前整理を行っておけば、財産や持ち物の整理が済んだ状態で万が一の事態に対応できるため、残された方達が落ち着いて対処できます。
亡くなった場合はもちろん、事故や病気で意思表示が難しくなった場合でも、生前整理を行っておけば安心です。

また、生前整理では不要な持ち物の処分や財産の整理なども行うため、持ち物や財産の見直しに活用可能です。
定期的に行えば、持ち物や財産を無駄のない、管理しやすい状態に保てるため、引っ越しの手間の削減や貯蓄の効率化に役立ちます。

「老前整理」と「遺品整理」の違い

生前整理と同じような言葉に「老前整理」や「遺品整理」があります。
どれも行う作業は基本的に同じですが、行うタイミングが微妙に違います。

生前整理・老前整理・遺品整理の内容を以下にまとめました。

 

生前整理

老前整理

遺品整理

いつ始めるか

生きている間

老いてきたら

亡くなった後

誰が行うか

本人

本人または家族

残された遺族など

目的

・本人の希望を死後に反映させるため

・人生を快適に過ごすための備え

・家族の負担を減らすため

・老後を快適に過ごすため

・亡くなった方の物を片付けるため

何をするのか

・持ち物の処分

・遺言の作成

・財産の整理

・持ち物の処分

・遺言の作成

・財産の整理

・亡くなった方の持ち物の処分

・相続の手続き


老前整理や遺品整理は、加齢や死亡後など行うタイミングが決まっていますが、生前整理は生きている間であればいつでもできます。
本人が自分の意思を伝え、快適に過ごすために行う整理である点もほかの整理とは違う点です。

今からできる生前整理

生前整理は生きている間であればいつでもできます。
生前整理の方法は人それぞれ違いますが、ここでは誰でもすぐにできる方法をご紹介します。

 物品の整理

生前整理の中でも比較的簡単なのが、持ち物の整理です。
持っている物を必要なものと不要なものに分け、不要品を処分する計画を立てるだけでも生前整理になります。

 

分け方としては、以下のようにざっくりと分けるといいでしょう。

必要な物

処分する物

・現在使っている物

・使う頻度が少ないものの、必ず使う物

・手放したら後悔する物

・いい思い出がある物

・壊れている物

・ゴミ

・1年以上使っていない物

・あまりいい思い出がない物


不要品を処分しないでも、ひとつにまとめていざというときにどうしたらいいか処分方法が分かるようにしておくだけでも効果があります。
何をしたらいいか分からないという方は、物品の整理からはじめましょう。

財産目録の作成

財産目録とは、被相続人が所有している財産や権利をまとめたリストです。
資産だけでなく、未払いの税金や借金などの負債も一緒に記載します。
万が一の事態で残された方達は、これを元に遺産の分配や整理を行うため、これがあれば財産調査がかなり簡単になります。

作成の過程で自分の財産が可視化できるため、財産や負債の見直しとしても活用可能です。
自分のためにも、後に残される方達のためにも、財産目録は作成しておきましょう。

エンディングノートの作成

遺言書を作るほどではないが、いざというときの対応方法を残しておきたいという場合は、エンディングノートが役立ちます。
エンディングノートは、亡くなった後の希望やメッセージを残すために使われるもので、葬式のやり方や、式に招きたい方達のリストなどを記載する場合が多いです。
病気などで意思表示が難しくなった場合の緊急連絡先などの一覧を作る方もいます。
財産や法に触れる内容は遺言状で残すのが一般的なため、それ以外の内容で希望があればエンディングノートを活用しましょう。

まとめ

生前整理は死を意識し始める年代だけでなく、若い世代にも広まりを見せています。
これは、いざという時の備えとしての面だけでなく、さまざまなメリットがあるためです。
生前整理の作業には、思い立ったらすぐにできる作業もあります。
生前整理の必要性を感じた方は、まずは簡単な方法から挑戦してみてください。

 

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