ご自宅で熱帯魚などを飼っている方が引っ越しをする場合、気になるのが水槽の引っ越し方法ではないでしょうか?
「万が一、水槽が割れてしまったり、魚に傷がついたりしてしまったらどうしよう・・・」と不安になってしまいますよね。
特に熱帯魚は、水質や水温の変化に弱いため、生体ストレスによる影響も心配に思うでしょう。「水槽」も「魚」も安全に引っ越すには、入念な準備が必要です。
この記事では「水槽の引っ越し」について解説します。事前準備・引っ越し方法について解説しながら、水槽も魚も安全に引っ越しするためのポイントをお伝えしていきます。
目次
最初に、水槽の引っ越しで事前に準備する物のリストをご紹介します。
水槽に入っていた飼育用の水や酸素とともに、魚を入れるパッキング袋が必要です。サイズは飼っている魚の大きさに応じて選びましょう。
ポリタンクは、水槽の水を運ぶのに使用します。新居に到着したら、ポリタンクに入れた水を水槽に移し替えてください。
酸素スプレーは、パッキング袋に入れた水に、酸素を注入するのに使います。大型の魚の場合は、乾電池式のエアーポンプが必要です。
魚と水を入れたパッキング袋は、発泡スチロール製の箱に収めて運びます。発泡スチロール製の箱に入れることで、水温の変化を最小限に抑えることができるのです。
運搬時の衝撃から水槽を保護するために、クッション材を使用します。気泡入りのエアクッションタイプがおススメです。
水槽の引っ越しは、以下の方法・手順で行います。
水槽の中に入っている飼育用の水を、ポリタンクに移し替えます。ポリタンクの半分から3分の2ほどの深さを目安にしてください。
水槽に入っている水草は、水で濡らした新聞紙を巻き付けるように梱包します。こうすることで、水草が乾燥するのを防ぐことが可能です。梱包したら、ビニール袋に入れましょう。
魚と水をパッキング袋に入れた上で、酸素を注入します。作業が完了したら、こぼれないように輪ゴムで口を留めます。
パッキング袋を発泡スチロール製の箱に詰めて、新居まで運びます。袋が箱の中で揺れないように、隙間に新聞紙などを詰めておきましょう。夏場は保冷剤、冬場はホッカイロなどを同封し、極力通常の水温を保つようにしてください。
新居に魚と水槽が到着したら、水槽を再度立ち上げます。ポリタンクに入れた水を水槽に移し替えるほか、中和剤を入れた水道水を補充します。
「水合わせ」という作業を行った後で、魚を水槽に入れます。水合わせとは、魚が入っている袋内部の水と、水槽の水の水質を合わせる作業です。
水合わせは以下の手順で行ってください。
1.パッキング袋を水槽に浮かべて、両方の水温を合わせる
2.水温が同程度になったら、袋の水を少し捨てる
3.捨てた分の水と同程度の量の水槽の水を袋に入れ、10分ほど待つ
4. 3の作業を袋と水槽の水が同じ状態になるまで、3~5回ほど繰り返す
5.魚を水槽に入れる
最後に、水槽の引っ越しでの注意点をご紹介します。
水槽の再立ち上げの際には、何よりも魚の状態を整えることを優先してください。レイアウトは後からでもやり直しができますが、死んでしまった魚は戻ってきてくれません。レイアウトにはあまり時間をかけず、魚の状態を整えることを優先するのがベストです。
水合わせは、魚にとって非常に重要な作業であるため、焦らずに、じっくり行うことが大切です。水合わせにかける時間の目安は2時間程度です。長く感じるかもしれませんが、魚にかかるストレスを軽減するためには、十分な時間を取らなければなりません。
引越し後も熱帯魚などのお魚が元気に生活できるように、水槽の引越しをお考えの際は、魚になるべくストレスを与えないように注意を払いましょう。
お引っ越しのお手伝いなら「リアルサービス」にお任せください。当社は愛知県を中心に岐阜・三重の東海三県で便利屋サービスをご提供しております。
便利屋業者による引っ越しだからこそ、荷造りやハウスクリーニングなどあらゆるサービスに対応可能です。
名古屋、愛知、岐阜、三重にて遺品整理やゴミ屋敷片付けなどのお困り事は便利屋リアルサービスに何でもご相談ください。
【営業時間】9:00~20:00